読解、思考する能力

これまで多くの学生たち、問題を見てきており、その中で様々な発見、気付きがありました。
今回はその中から「学生のうちに身につけておくべき能力」についての僕なりの考えを述べていきたいと思います。
もちろん社会人になってからでも遅くはない、というか社会人は生活の中で身につけていく能力だと思いますが、早いうちに身に付けるに越したことはないと思います。

また、子どもたちと一緒に勉強していないと気づきにくい落とし穴なんかにも触れてますので保護者の方も目を通していただけると幸いです。



1.読解、思考する能力

学生のうちに身につけておくべき能力、それは読解、思考する能力だと僕は考えています。
学生のうち、と言ってもおそらく大学生になる頃にはレポート、論文を書いていく中で養われていくのですが、その前から身に付けてほしいものです。

具体的にどのようのものか、そしてどのように役に立つのか。

読解というからには国語で役に立つのは当たり前なのですが、日本で教育を受けている以上、他教科全ての教科に役に立ちます。
問題文や説明は日本語で書かれるからです。

例えば、数学の入試問題など見てみると、問題文、条件が数行に渡って書かれていることがよくあります。
中学受験の問題なんて文章題だらけです。
それを正しく理解できるかが、ポイントとなるのです。
問題によっては出題者は文章の理解度を試しているのではないかと思うくらいです。

高校の入学試験にあったのですが、条件は長くて様々な数字(速度、時間など)が書かれている。しかし、じっくり問題文を理解して問いに進むと、公式も特に必要ない、数えたら答えが出るような問題が用意されていることもしばしばあります。

この場合、いくら数学的な知識があっても、読解力がなければ問題は解けません。逆に、数学はそんなに得意じゃない、算数レベルでも読解力があれば最初の問くらいには答えることができるのです。


2.思考

ここまで、読解の話のように見えますが、実は読解が正しく出来ていれば思考もついてきているのです。

ところで、小学校低学年から高学年に上がる、または小学校から中学校に上がって「算数」が「数学」に変わったことで次第に成績が下がってくるという体験をした、もしくはそのような子どもを見たことがないでしょうか?
それも要領が良く、どちらかというと「賢い」部類の子どもに起こりがちです。
これも、様々な要因があり、一概にこうだとは言えませんが、原因の一つに思考不足があると考えられます。

小学校では基礎的な計算を習います。
それはほとんど単元別に習います。
単純な例で言うとかけ算を習うと、まずは九九を覚えます、そして計算問題を解きます。それから文章問題に応用していきます。

この文章題を進めている途中に罠があります。

要領の良い子は文章題の途中で、または最初から「かけ算を練習してる単元だから数字をかければ答えになる」ことに気づくのです。
そこで思考を放棄して、文章題に見えている数字をかけて式を作り、答えを書くという風になると要注意です。
同じようなことが他単元でも起きるのです。

つまり、

文章題→読むの面倒くさい、早く終わらせたい→単元に合わせた計算→正解(とりあえず)

これに慣れてしまうと思考するトレーニングをしなくなるので、論理立てて答えを導く「証明問題」、基本作図で出来る図形の特徴を応用した作図が出来なくなり、ある時急に成績を落とす原因となります。

時間短縮も大事ですが、「要領の良さ」に頼ってばかりにならないようバランス良い学習を促したいものです。

3.「なぜ?」を考える

思考といえば、「なぜ?」について考えるということも大事です。
特に当たり前と思われていることに対しての「なぜ?」、子どもはよくこういう疑問を大人に投げかけるものです。

ここに思考力を伸ばすチャンスがあります。

大人はすぐに答えを教えてしますか、雑に答えにならない答えでその場を済まそうとすることが多いと思いますが、そこを堪えて、「子ども自身に考えを促す」、「ヒントを与える」、「一緒に考える」ことが大事なのではないかと思います。

「〇〇君(ちゃん)はどう思う?」のように考えさせるのです。
そうすることにより、思考する癖、自分で調べる癖がつきます。調べるということは読解力の強化にもつながります。

ただ、現在、インターネットも含め、情報過多の時代なので選ぶ情報は保護者がそっと見守ってその都度正しい判断をしてあげましょう(もちろん当ブログもその審査対象となるべきです。読んで考えてもらいたいです。)。

4.まとめ

学生のうちに身につけおくべき能力「読解、思考する能力」について考察してみました。

世の中には先人の残した情報が書籍、web等様々な形で存在します。またこれからも増え続けます。
それらを読み解き、考える力はどの世代においても重要でしょう。
社会人は資格試験、趣味等普段の生活の中でこの能力を行使していると思います。

「専門学校はお金がかかる、もしくは近くにないから参考書、問題集買って勉強する。」、
「ピアノ好きな人がその歴史を書籍、インターネットで調べてブログにまとめる」
のような感じにです。

将来の可能性を多く持つ学生、それも小学校高学年くらいでこの能力をある程度身に付けておけば、その後の人生が大きく変わるはずです。

小学生、中学生は教わるのが当たり前だと考えています。
わからない理由に「習ってないから」という子どももいます。
問題に取り組む前に、習ってない単元というだけで「わからない」と判断してしまうのです。

しかし読解、思考のできる学生は違います。
疑問に思ったことは自ら調べ、解決します。自分でチャレンジしてみて解決できないことを家庭、学校で知識のある人に尋ねて解決します。
よって「飛び級」的な学習も可能です。

勉強が嫌いで捗らないとしても、自分の好きなジャンルを自身で突き進めることで、その道のプロフェッショナルになることも可能です。

読解、思考する能力はその子自身のためはもちろん、少々大袈裟になりますが、将来の日本、世界のためにもなる能力の一つではないかと考えています。

学生の方はご自身の読解、思考について、保護者の方はお子さんについてちょっと意識して見ていただけると幸いに思います。

読者の皆様はどう思いますか?
ご意見ご感想ありましたらコメント欄にてお待ちしております。

ご清覧ありがとうございました。

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