関西外国語大学過去問和訳

2017年度 関西外国語大学 公募制推薦入試2日目英語
(英語キャリア学部・外国語学部・英語国際学部)

大問2の和訳を作りました。
問題をざっと見たところ、英文内容に関する問題はほとんどなく、文法知識で解ける問題多めかなといった印象です。
なので、本文内容の細かい部分はこだわり過ぎずに読み進めると良いでしょう。

とは言え、内容が気になるという声があったので作ってみました。
意訳もありますが、大体こんな感じかってな感じで参考していただければ幸いです。

頑張れ受験生。

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本文

生まれた時、赤ちゃんの脳は普通ではない能力を持っている : 800もの音を聞き分けることが出来るのだ。この段階において、赤ちゃんは自分が聞いているどんな言語でも習得することが出来る。次第に赤ちゃんはどの音を最もよく聞くのか理解する。
モノリンガルの家庭で育った赤ちゃんは生後6ヶ月から12ヶ月の間に母国語の音に専門化される。「母国語の専門家」になるのである。そして、1歳の誕生日を迎える頃には外国語の音を聴き分ける能力を失ってしまう。
生まれた時から2つの言語を聞いている赤ちゃんはどうだろうか。赤ちゃんの脳は2つの言語の専門家になれるのだろうか。もしなれるのなら、その専門家となる過程はモノリンガルの場合とどう違うのだろうか。
赤ちゃんの脳がどのように1つの言語を習得するのか、または2つの言語を習得するのかということは発話の発達を理解する上で重要である。例えば、バイリンガルの子どもたちの親は何が典型的で何が例外的か、自分たちの子どもがモノリンガルの子どもたちとどう違うのかを不思議に思っている。
私の協力者と私はモノリンガル(英語のみ)とバイリンガル(英語とスペイン語)の生後11ヶ月の赤ちゃんの脳を研究した。私たちは被験者に影響を与えない脳磁図と呼ばれる技術を使った。脳磁図は赤ちゃんが英語、スペイン語の音節を聞いた時の脳の活動とその部位を正確に示すことが出来る。
私たちはモノリンガルとバイリンガルの赤ちゃんについていくつかの鍵となる違いを見つけた。
まだ最初の言葉を発する前の11ヶ月の段階では、脳の記録は以下のことを明らかにした。

:モノリンガルの家庭の赤ちゃんは英語の音を処理するのに専門化され、馴染みのない言語であ るスペイン語の音についてはそうではなかった。英語とスペイン語のバイリンガル家庭の赤ちゃんはスペイン語と英語の両方の音を処理することが出来た。

私たちの発見は、赤ちゃんの脳はどんな言語でも世話をする人から聞く言語に調整されることを示している。モノリンガル家庭の赤ちゃんの脳は一つの言語に調整され、バイリンガル家庭の赤ちゃんの脳は2つの言語に調整されるのである。生後11ヶ月までに赤ちゃんの脳の活動は聞いてる言語を反映する。
これは重要な暗示を含んでいる。モノリンガルの親もバイリンガルの親も我が子の最初の言葉を待ち望んでいる。赤ちゃんが何を考えているのかを知ることはとても嬉しいことである。しかしながら共通の懸念もある、特にバイリンガルの家庭では、彼らの子どもが十分な速さで学んでいないのではないかと心配している。
私たちはバイリンガルの赤ちゃんがモノリンガルの赤ちゃんと同じくらい強く英語に反応していることを発見した。これはバイリンガルの赤ちゃんがモノリンガルの赤ちゃんと同じくらい英語を学んでいることを示している。
バイリンガルの子どもの両親は自分たちの子どもがモノリンガルの子どもたちに比べて多くの単語を知らないのではないかとも心配している。
ある程度はこの心配は妥当だ。バイリンガルの子どもは彼らの時間を2つの言語に費やしており、一つの言語につき聞く単語は少なくなる。しかしながら2つの言語で見た時にバイリンガルの子どもたちにに遅れはないと研究は示している。
バイリンガルの子どもたちの語彙量は2つの言語を合わせた時にはモノリンガルの子どもの語彙量と同等かそれ以上だと分かっている。
もう一つのよくある懸念はバイリンガルが混乱をもたらすことである。この懸念の一部は「code-switching」のせいで起きる。code-switchingはバイリンガルの人が2つの言語を合わせて話すことである。
例えば、私の4歳の息子は英語、スペイン語、スロベニア語を話すのだが、英語とスペイン語でスロベニア語の終止を用いる。研究によるとバイリンガルの子どもたちは周りの大人がcode-switchするので彼らもcode-switchをするようになるということだ。バイリンガルの大人も子どもも規則正しくcode-switchしており、それはでたらめではない。
モノリンガルの子どもたちと違ってバイリンガルの子どもたちは一つの言語で表すのに適切な言葉を見つけられない時には借用する言語を持っている。2歳の子どもでさえ、彼らの対話の相手に合わせて言語を調節する。
研究者はcode-switchはバイリンガルの子どもたちの通常の発達の一部だということを示している。そしてそれは「バイリンガルの利点」として知られる認識能力を与えてくれるもののきっかけとなる。
世界中の若い子どもたちは同時に2つの言語を習得することができ、実際に習得していることは良いニュースである。実際に、世界中の多くの場所では、バイリンガルであることはそうでない場合より標準的である。
絶え間ない言語間の変換はいくつかの認知上の利点を引き出すことが理解されている。バイリンガルの大人と子どもは脳の事務的な機能を改善していることを研究は解明している。ーすなわち、彼らは注意を向ける方向を変換することができ、仕事を切り替え、より簡単に問題を解決することができる。バイリンガル達は超言語能力(言語それ自体について考え、どう作用するか理解する能力)を増加させていることがわかっている。バイリンガルであることは第3言語を習得することを容易にするという証拠がある。さらに、2つの言語の経験から生じる効果の蓄積は老化やアルツハイマーの発症のような認知的な衰えの予防となると考えられている。

 


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