2018年度 関西外大過去問 英語【本文訳】

今回は2018年度推薦入試の英語大問2の本文訳です。

長文問題って急に難解な話、受験生が知らなそうな単語を使った文が出てきて、回答者がプチパニック、読むのが嫌になるってことがあります。

こういうことって入試問題にはよくあることだったりします。
読者の心をくじくための難しさ。
なので、よく分からないところ、単語が難しすぎるところは文型に従ってルー大柴氏的な訳を作ってなんとなくスルーしておきましょう。
意外に問いには対応できたりします。

今回の問題も、というか関西外大の長文問題でよくあるのですが、文法知識でどうにかなるものがほとんどです。

諦めずに食らいついてみましょう。
そこから道が見えることもあります。

2018年度 関西外国語大・短大-推薦

大問2

本文訳

 地域のショッピングモールのフードコートで座ってる時間を想像してください。あなたの席は真ん中の最前列で、友達と話をしながら安売りを探している人々が通る通路に最も近い位置にある。フルーツジュースをすすりながらあなたは新聞を読み始める。新聞を読んでいると、あなたの前で立ち止まった中年女性と彼女の10代の息子の会話が耳に入ってくる。:
 「母さん、母さんが来週のディナーパーティ用の靴を買っている間ゲームセンターにいってくるから5ドルちょうだい。」
 「ダメよ!あなたも来て靴を選ぶのを手伝って欲しいの。少し良いものを買いたいからあなたのサポートが必要なのよ。」
 だけど母さん、僕は靴のことなんか分からないよ。友達とゲームセンターで正午頃に待ち合わせしてるんだ、もう12:49だよ!」
 「ティム、本当に一緒に来て欲しいのだけど、行きたいのなら行きなさい。はい、お金。」
 あなたが顔を上げると、笑顔の少年がお母さんの手からお金を受け取り小生意気な態度でゲームセンターに向かっているところだった。お母さんがいくぶん悲しそうにしながら歩いていくのを見て、彼女はどんな気持ちなんだろうかとあなたは考える。失望?怒り?傷ついた?彼女は本当に息子に靴選びを手伝ってもらいたかったのだろうか?そもそも彼女は息子についてきて欲しいと頼むべきだったのだろうか?そしてティムはどうだろうか?彼は甘やかされた駄々っ子なのだろうか?放課後アルバイトをしているだろうか?一人っ子だろうか、それとも長男、もしくは末っ子だろうか?反対方向に進んでいく親子を見ながらこのような質問が頭の中に浮かんでくる。
 このような親子の会話を聞くことであなたは事実上その一員となる。少しの間二人の登場人物の問題はあなたの世界の一部となるのだ。あなたは彼らを見て、彼らの社会的地位を評価し、彼らの感情を考え、彼らの家族構成を推測する。そしてあなたの個人的な感情さえも一時的に影響を受ける、というのもティムが去った後、お母さんの顔に悲しそうな表情が浮かんだのをあなたは見てしまったからだ。会話の後、あなたは新聞に戻る。しかしながら、少しの間あなたはこの親子の物語の観察者になったのである。もし彼らが物語の中の登場人物なら、あなたは語られていることだけでなく、語られていないことも「読み」とる、例えば感情、願望、会話の結果を想像しただろう。あなたは彼らの本当の姿ではなく、あなたの想像した姿で彼らの性格の隙間を埋める。部外者にして、物語の一員にすぐになり、登場人物の本質、物語のイベント、ストーリに対する彼らの、またあなたの感情を尋ねる。あなたは文学的な読み手ではなかったかもしれないが、文学評論家がフィクションを読むときにするのと同じような質問をあなたはしていたのだ。文学評論家と同じように、あなたは評価者であり、解説者であり、一時的に物語そのものの参加者にもなっていたのである。
 あなたが二人の登場人物ーお母さんと息子ーの声を聞いたのと同様に、文学評論家は文学作品のなかの複数の会話を盗み聞きしている。彼らの盗み聞きを説明し分析するために、評論家は彼らが担う会話の要素に名前をつける:著者、読者、ナレーター、聞き手などである。ロシアの作家でエッセイスト、文学理論家のMikhail Bakhtin(1895-1975)はdialogic heteroglossia(「複数の会話における多くの声」)という用語を小説のような一つのジャンルで起こる様々な会話を説明するために創った。しかしながら、全てのジャンルはその構成要素だけでなくその意味を知る方法を説明するためにこのような技術的な語彙を発達させてきた。
 他の会話も盗み聞きしてみましょう。


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