英語学習において避けては通れない文法項目「be動詞」。
実際の英会話、英文への登場頻度も凄まじいものがあります。
それもそのはず、英文に使われる動詞は大きく分けてたったの2種類、その一つがbe動詞だから
自然と出現頻度も高くなります。
動詞の種類については以前の記事をご覧ください。
出現頻度は高いものの、少しわかりづらい側面も持つ「be動詞」。
しかし決まりさえ押さえてしまえば実はとっても簡単なんです!
今回はそんな「be動詞」について説明をします。
今回もまずはまとめから。
では、詳しく行ってみましょう!
be動詞のあらわす意味
さて、ということでbe動詞のお話を
していきましょう。
まずはbe動詞の表す意味から見ていきましょう。
動詞の回では以下のようにまとめました。
「〜だ(状態)」?
そう。be動詞は主語の状態をあらわすという役割があります。
それを日本語に訳すと「〜だ」とか「〜です」といった
訳になることが多いです。
といってもわかりにくいので実際の英文の例も見てみましょう。
赤字で書いている単語がbe動詞です。
be動詞の種類については後ほど紹介するので、今は悩まず
意味に集中してて大丈夫ですよ。
それぞれ、主語の人物がどういう人か
説明していますね。
これがbe動詞の役割です。
じゃあbe動詞は「〜だ」、「〜です」
で覚えちゃっていいのね?
ところがそうもいかないのです。
そしてそこがbe動詞を難しく感じる主な原因になっています。
例えば次の例を見てください。
1つ目の例は先ほどと同じだから良いのですが、
2つ目、3つ目は「〜だ」、「〜です」で
訳を作るのは少し無理がありますよね?
「あなたはかわいいだ」…
「かわいいです」ならまだいけるかな?
でも、
「彼は日本にいるだ」…
「彼は日本にいますです」
これは日本語としてちょっと厳しいね…。
そうなんです。
「〜だ」、「〜です」という訳に
とらわれるとこのような落とし穴にはまることになります。
じゃあたくさんの訳を覚えなきゃならない
っていうこと?
やっぱりbe動詞って難しいんじゃ…
しかしご安心を。
ある考え方で自然な日本語訳を作れるように
なります。
それが「=」の考え方。
be動詞は「=」なのです。
「=」っていうと数学とかのアレ?
そう、あれは「=」の前後が「同じ」、
「等しい」っていう意味ですよね。
例えば「A=B」といえば、
「AとBは等しい」という意味になりますね。
be動詞もこれと同じで、be動詞の前後が
「等しい」、「同じ」ということになります。
こう考えると先程の例は次のように解釈
できます。
I (私は)= student(学生)、
You(あなたは) = cute(かわいい)、
He(彼は) = in Japan(日本にいる)、
というように「=」で解釈すると
意味が分かります。
日本語に訳すときはその意味にあった日本語を
あてはめれば良いのです。
なるほど…
慣れるのにちょっと時間がかかりそうだけど
be動詞の表す意味は分かってきたかも!
要するに、日本語の訳にこだわりすぎず、
しっかり意味を捉えることが大事です。
英語のネイティブスピーカーは日本語に訳して考えることは
ないですよね。
感覚を身につけるのに少し練習が必要かもですが、
今後の英語学習でも必ず役に立つので
ぜひ覚えておいてください。
では、次にbe動詞の種類、と使い分けを見ていきましょう。
be動詞の種類
次にbe動詞の種類にはどんなものがあるのか
見ていきましょう。
種類はこの7つのみ!
7つといっても原形(元の形)は1つ“be”です。
だから「be動詞」と呼ばれているわけですね。
そして、この全てが表す意味は同じで、
前章の「=」の意味となっているのです。
この”be”が状況に応じて形が変わっていくのが
「〜形」というものです。
じゃあ、これは覚えなきゃならない…?
そうですね。
しかし意外と例文を見てると覚えられるものですよ。
しかも、今は「現在形」の3つに注目してもらえれば
OK!
この3つも例文を見ているうちにすぐに覚えられると
思いますよ。
使い分けに関してはまた別の記事で解説するので
記事が上がった時にはご覧ください。
be動詞の疑問文と否定文
次に、be動詞の文の疑問文、否定文の作り方です。
疑問文が「〜ですか?」、
否定文が「〜ではありません」
ってので良かったんだっけ?
その通り。
ちなみに普通の文「〜だ」「〜である」は
肯定文って言います。
余力があれば覚えておきましょう。
で、この疑問文と否定文ですが、be動詞の文では
とっても簡単なんです。
このように、疑問文はbe動詞を前に出すだけ、
否定文はbe動詞の後ろに”not”をつけるだけ
で文が作れちゃうのです。
それだけ?
そう、それだけ!
しかも、これはbe動詞を使った他の文法にも
応用できます。
つまり、英語にはいろいろな文法がありますが、
ほぼ全てでこの規則が使えるということです。
ということは、この基礎を押さえておくだけで
他の文法も分かったようなものね!
なんだかお得感あるね!
英語は意外に単純、というか規則がしっかり
しているのでこういう「お得」な場面は多いですよ。
今後もこちらでは「お得」な文法の目線でも解説
していきますので今後ともよろしく。
では、今回はひとまずここまで。
あとはまとめにお任せします。
ありがとうございました。
まとめ
ということで、be動詞の種類、使い方についてでしたが、いかがだったでしょうか?
最後にもう一度冒頭でも紹介したまとめです。
今なら、冒頭の時よりもきっと意味がわかると思います。意外に簡単だと思いませんか?
過去形や他の形についてはまた別の記事で解説を致します。
その他の項目について、「これなんだっけ?」というのがありましたら遡って解説を読んでいただけたら幸いです。
また、質問、ご意見、ご感想などもコメント欄やお問い合わせフォームの方でお待ちしておりますので
なにかございましたらよろしくお願い致します。
どなたかの英語ライフを豊かにするお手伝いができれば幸いです。
では、今回はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう!
御清覧ありがとうございました!
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